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思慮
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「…と、いうわけで、僕と高木は、付き合うことになったわけですよ。」
「へぇ?…お前、いつから高木のこと好きやったん?」
「やっぱり高木祐樹って近藤君のこと好きだったんだ?」
2人がそんなコメントをしている中、僕には一つの疑問が浮かび上がっていた。この2人さっきキスしてなかったか?
て言うか雅人に至っては今も遥香くんを背中から抱きしめるみたいな恰好してるし。
…いいな。僕も高木にしたい。
っていやいやいやそんな話じゃなくてだな。
思い切って聞いてみるか。
「あ、あの?」
口から出てきたのは情けないくらい力のない声。…怖え。聞くのが怖えよぅ…
「お、お前らってどういう関係なわけ?」
そう言った途端、固まる雅人。
顔を真っ赤にする遥香くん。
先に口を開いたのは雅人だった。
「俺の…こ、恋人?」
「そこ疑問形?」
遥香ちゃんが口を尖らせる。
もーこれだからヘタレは。
なんて言ってる遥香くんも顔が真っ赤でとても嬉しそうなわけで。
おお…なんだこの2人可愛い。
とかなんとか思ってたら遥香くんが喋り出した。
「そういえば高木祐樹は?」
「部屋で寝てる」
「近藤君、高木祐樹を置いてきたの!?」
「えっ!?なんかダメだったの?」
「高木祐樹って、暗いところ1人じゃダメみたいだよ」
…え!なにそれなにそれ。
部屋の電気消してきちゃった。
て言うかなんで遥香くんが知ってるんだろ?
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