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放課後⑤※
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(葵語り)
口に入れた固いものを、喉の奥まで突っ込まれて涙が流れる。
むせそうになるけど、喉まで入ってるからできない。
これ、すごく嫌いだ。
しばらくして、俺は横向きで膝を抱えるような姿勢をとらされた。
「挿れるよ。力を抜いて。」
力を抜くなんて無理。
先生は、器用にゴムを片手で着けて無理やり挿れてきた。
みちみちと音が聞こえてきそうな位、入り口は狭かった。
それに、異物感が半端ない。
「………っ……」
痛すぎて声にもならない。
たぶん血も滲んでる。
先生が腰を動かす度に激痛が走った。
潤滑油の役割を果たしているのが、俺の唾液ではなく血液ではないかと思える位だった。
先生、なんでこんなことするの?
「はぁ………はぁ…。」
先生の息遣いと腰と腰がぶつかる音が聞こえる。
痛みで気が遠のいていく。
俺に何一つ快楽を与えてくれなかったセックスは、先生に支配されている感覚、それだけは満たされた。
気が付くと、灯りも付けず薄暗い中、シャツ1枚で先生が隣に座っていた。
窓の外からは夜の空が見える。
空の色が部屋に写って水槽の底にいるみたいにゆらゆらしていた。
きれいだな。
先生は、俺の手を握って泣いていた。
泣きたいのはこっちなのに....。
やりたいだけやって、後はこれか。
「先生、泣いているの?」
ため息をつきながら、俺は先生に手を伸ばした。
「葵、ごめん。悪かった。熊谷と話してるのを見て抑えがきかなくなった。痛かったよな。」
先生はぎゅっと手を握ってきた。
この人、ずるい大人だな。
俺が逃げられないのを知ってて、わざとやったんだ。
好きだから、何しても好きだから……ずるい。
「ごめん……ごめん……」
静かな部屋に響く声は俺の好きな優しい声だった。
「いいよ。もういいから。」
寝ている俺を起こして ぎゅっと抱きしめてくれた。
よかった。いつもの先生に戻った。
俺は先生の背中をぽんぽんと優しくたたいた。
ああ、手のかかる大人だこと。
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