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葵君
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(熊谷先生語り)
泣いている葵が可愛すぎて、勢いで告白してしまった。
相手は生徒だし、猪俣とのこともあるから全く言うつもりなかったのに。
場のノリとか俺は高校生か…。
いつの間にか彼を好きになっていた。
自然と葵の作る雰囲気に魅入られていた。
最初は葵を救いたかった。
それは俺の勝手な理由で、近づきたかっただけなのかもしれない。
猪俣のことで肩を震わせて耐えている姿を見て、思わず抱きしめていた。
葵には笑っていてほしい。
たとえ猪俣と一緒にいても、奴のことが好きでも、葵が笑ってくれるなら俺はそれでいい。
艶っぽい空気を背負って昼休みに来るときは
猪俣と会ったんだなってすぐ分かる。
その回数が減ってくれれば、今はいいと思った。
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