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小学校に入学した後は、
潤は放課後は学童で過ごし、家へ帰った。
マコの入院の時は、
母が亡くなってからは弟の浩二の家に世話になった。
潤が喜んで行ってくれて有難かった。
、、、
潤が変わってしまった時を思い出そうと記憶を辿る。
小学校時代、、、
勉強も良く出来るし、
学校からも、何も言う事がないと褒められていた。
潤は、、暗くは、、無かった、、。
友達、、友達を家に連れてきた事は、、無い、、。
マコがいるから、
友達が何をするかわからないから、呼べなかったはずだ。
小学校の学童も、小学3年生までで、
潤は放課後、すぐ帰ってきてマコと過ごしていた。
潤は、何を考えていただろう、、。
この頃、私の仕事が猛烈に忙しくなっていた。
院長だった父は、妻が亡くなって、気力を失っていたのか、よく体調を崩し、
私が跡を継ぐために、
覚えること、する事が、今までの倍以上になっていった。
潤は、普段夜私と寝ていたが、
この頃から私は病院に泊まり込む日が殆どとなっていた。
はっきり言って、
潤のことも、家族のことも、振り返る余裕が無かった。
それに、潤は、問題無いと、安心していた。
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