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※余裕のない男
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小さいボトルに入ったローションを、ワカメのボケが机の引き出しから取り出して、丸い蓋をきゅぽ、と開ける。ごくり。俺と、ワカメの唾を飲む音が室内に響いた。
「なぁ。俺今思ったんだけど。これこのまま使ったら冷たいんじゃね?」
手のひらサイズの小さいボトル、蓋まで外しておいて今更何を言ってらっしゃるんですか。
「なに?ローションってあっためるもんなの?なにそれどうすんの?チン?」
「バカじゃねぇの、せいぜい湯煎だろ」
「おい、こんな時でもお前にバカにされんのムカつくんだけ…っうあっ!!つ、め、て、ぇ…!!」
冷たいかも、とか言ってたくせに、ワカメは手のひらにローションを出して、それをべちょ、と俺の……ち、ちんこに、塗りつけてきた。冷たい、冷たすぎて鳥肌立った。
ゆるゆると触られると、へにゃってた俺の息子も元気になってくるっていうか、ローションってすげぇ。ぬるぬる、ぬちゃぬちゃ、って、なんかもうぐちゅぐちゅになっちゃいそう、腹の裏側、背骨の内側、腰の奥がかゆい気がする。ぞく、ぞく、あーーーー。
「気持ち、い……」
口をついて、思わず声に出た。腰が引ける。ワカメはくちゅくちゅと俺のちんこをいじるのを辞めない。ローションがあったかくなってきた、と思ったら、またボトルからひんやりした液体を出す。今度は手のひらを経由せず、そのままちんこ目掛けてどろーっと出された。
「ん…!冷てぇなオイ!」
冷たい、と抗議しても。ワカメは無言だ。ただ室内でくちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぬちゅ と、めちゃくちゃエロい音が鳴ってるだけ。それ、ぜんぶ俺のちんこから。
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい…………気持ち、いい。ワカメの長い指が絡まる、さっき出したことなんて忘れたかのようにちんこが硬くなってきて、それを確認したワカメの指が、睾丸をスルーして、その、下を撫でた。
「ッッッ!」
「ちっせー穴。こんなとこに入んのかマジで」
「し、らねぇ!!つーか、初めてがケツって、やっぱハードル高すぎ、っぁ!」
塗り込まれる。ちんこから伝って余ったローションを、ケツに塗り込まれる。まだ指は入ってないけど、そこを撫でられるだけで変な感じ。なに、これ。ゾクゾクする。
「力抜けよ。」
「わっ、かんね……力抜くってなに?」
「……キスしてぇな、」
「へ、?え、あっ、おま!ばか!」
キスしたい、なんていうから、唇だと思ってたのに。尖らせた俺の唇返して!膝を開かれて内腿にワカメの唇が触れる。ちゅー、って、内腿吸うの、やめてくんないかな…!自分でもわかるほど、体がビクビクしてっから、……っぁ!?
「待…っ、ぁ、はっ、」
「ほら、指、一本目。第一関節まで入った」
「アホか!言わなくていいし、っていうか、う、……うんこでそう」
「出すなよ、挿れんだから。…苦しい?」
「ん、く、……ぁ、苦しく、ない…っ」
苦しい、腹にすげー圧迫感。でも俺 、強がりはすげー得意。こんなんでやめられちゃ困るんで。長い指が、どんどん奥の方まで入ってくんのがわかる。異物が入ってます、って感じで気持ちくはない。し、なんでか特別痛いこともない。違和感はあるけど。多分まだ指一本目ってのと、ローションのおかげなんだろう。息を整える、やばい、ほんと変な汗でてきた。
「ぐにぐに、してるんだな、ナカって」
「あ!っ、…ぅ…」
長い指、が、中でゆっくり動いてる。内壁をなぞるというか、拡げようとしてるっていうか、ゆっくり、ゆっくり、動く指。なんかビミョーにケツが攣りそう。
「っ、なー、ワカメ、なんか、変な感じ」
「んー。」
「コノヤロ…!話聞いてねぇし、…えっ!あっ、二本目?!」
突然、中に入っていた指が抜けた感覚がした。考える暇もなく、指がもう一度ケツの中に入ってくる。さっきよりヤバイ圧迫感、くる、しい。
痛く、しないって言ったくせに!いやたしかに痛くない、けど、苦しいし、変な感じするし、なんか、お、俺の話聞いてないし、じわって涙が滲む、生理的なもんだろ。ケツに異物突っ込まれてるんだぞ?そりゃ、涙もでるってもんで。
にゅる、にゅち、にち、ぐちゅっ、 ローションがケツの穴に絡まる音がうるさい。ぎゅうっと目をつぶって苦しさに耐える。指二本目にして死にそうなのに、ワカメのあんな、でけーちんこが入るとは、思えないんですけど!俺が目を閉じていたことに気づいたのか、ケツの穴をいじりながらワカメがまた、内腿にキスをしてくる。次にへそ、胸、と少しずつ上がってくる。目をあけると、バチっとワカメと目が合った。
捕食側の目、ケモノの目、男って怖い、ワカメはむかつくけど顔だけはいいから、その色気で圧倒される。ワカメの指は俺がケツで食ってるまま、だ。でけー男、男、男だ。好きな人、だ。ふざけんななにがどうしてこうなったんだ、なんて、もういいや。ワカメが、にんまりと笑ったから。
「みっけた。」
なにがだよ、と言おうと思ったんだけど。ワカメの指が、腹の内側を抉るように撫でた。そこは今までぐにぐにとただ拡げられていただけの違和感ではなくて、確実に性感帯。
「あッ…っ?!う、あ、や、や、だなんだこれ、んあ、まっ、て、そこばっか触っ、ひ……くっ、んん!」
「もー苦しくねぇだろ」
「あ!…ッ!っ!…!!ちんこ、一緒に触ったら…!」
「もっかい言ってみ、さっきの」
「ッく、ぁ……!ど、れ…!」
「気持ちいいって。」
「こ、ろ、…すぞ…っ!ぁ、まじ、そこ…!」
ちんこもぐちゃぐちゃ言ってるし、ケツもすげー音だし、俺男じゃなくなっちゃうんじゃねーの、怖、すげー気持ちいい、なんか、頭の中、まぶたの裏、赤いんだけど。興奮、してんのかなぁ。息が荒ぶる、苦しい、気持ちいい、やだ、なんで俺、ケツなんか触られて気持ちいいって思ってんだろ。ほんとに、そんなに痛くなかったのは…ワカメが、ちゃんと勉強して、くれたから、なんだよなぁ、俺のために。俺が痛くないように。
声が自然と漏れるのがいやで、いやで、仕方ない。すげー暑い、さっきまで寒かったのはなんだったんだろ。ワカメよ、俺もお前に触りてぇよそろそろさ。
「つぎの指、挿れるけど。痛かったら言えよ。」
「ま、って、その前に、」
勉強して、俺が痛くないように尽くしてくれてどーもありがと、でも、俺、お前がそんな離れたとこにいんのやだよ。上体を軽く起こすと、ワカメは俺のケツから指を抜いた。俺は腕を延ばす。そして思いっきり、ワカメの首に腕を回した。ぎり、ぎり、思いっきり締め付ける勢いで抱きつく。
「おい!バカ!苦しい!」
「近くにいたほうが安心する、かも、しれない、そんな気がするかもしれない」
「……お前って、」
「うるせぇ口開くな。…ぎゅーってして、くんねーの」
「…も、なんなの?!するけど!」
「いてーよ!力こめすぎ!っ、…お前、汗の匂いする。」
「そりゃ、結構余裕ねーもん。」
嘘だ。ワカメがそんな困った顔して笑うなんて嘘だ。絶対うそ、そんな、に、俺に夢中なんて恥ずかしすぎるだろ。抱きついていた体を、やっぱりそのまま押し倒される。プロレスか。まるでなにかのプロレスだ。ワカメの手のひらが、俺の髪をはらって、そのまま唇に触れた。
「抱きあうのはもうちょっと待って。」
手のひらが、また、降りて行く。
ひた、と散々いじくられたケツの穴が、ワカメの指に吸い付く。ぐに、ぐに、ぐに、と三回、入り口を押されて、ぐぷっ!と入ってきた。さっきより苦しくないのは、慣れ始めてるから。…どーしよ、俺、このワカメに体作り変えられちゃってる。
三本目、とやらも無事に入ったみたい。声が、掠れて、やばい。出来るだけ声出したくない、むかつくし恥ずかしいから。でも、でもさ、俺の声をきくたびに、ワカメがすげー余裕ない顔、してるんだよ。
へへ、今回は俺の勝ち、かな?
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