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俺のせい
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SIDE黄瀬
笠松先輩が見舞いに来てくれた。
膝に視線を移すと、包帯がグルグルで松葉杖を横に置いていた。
それを見た瞬間、俺はなんて取り返しのつかないことをしてしまったんだろうと思った。
黒子っちの狙いは俺だけなのに、
チームメイトまでも巻き込んでしまった。
しかももうバスケは出来ないほどに、徹底的にだ。
試合にはもうみんな出られないだろう。
全部俺のせいで。
俺がみんなの未来を、将来を、勝利への努力を、奪ってしまったのだ。
「…黄瀬……お前に何があったのか、聞いても良いか?」
笠松先輩は遠慮がちにそう言った。
そうだ。
何も、先輩に話していなかったんだ。
「…はい、聞いてください。俺の……
俺たちの犯してしまった罪を。」
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