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そして
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SIDE黒子
「高尾和成でっす☆秀徳高校から転校してきました!趣味はバスケで、運動することが大好きです!よろしく♪」
高尾くんは笑顔で言った。
そう、高尾くんは今日、秀徳高校から霧崎第一に転校してきたのだ。
持ち前のコミュニケーション能力や、明るさですぐにクラスに馴染んでいた。
すごいなぁ、僕なんて〝馴染んだ〟と言うより、〝忘れられている〟のだから。
時が過ぎるのは早いもので、もう放課後になってしまった。
もちろん高尾くんはバスケ部に来た。
体育館のドアを開けると、原さんが高尾くんと僕に向かって一直線。
早々に抱きついてきた。
そして後ろからザキさん、古橋さん、
瀬戸さん。 そして、
「遅えんだよ、ばぁーか」
花宮さんが来た。
全てが揃った。
これで高尾くんの復讐も成し遂げられる。
そして僕の復讐も。
もうすぐIHの予選でもあるし、上手く行けばキセキの世代の全員の高校ともあたるかもしれない。
みんな怒っているんでしょうね、
僕が黄瀬くんを壊したことは、緑間くんがきっと話しているでしょうし。
まぁどうでもいいけど。
緑間くんが皆に話したところで僕たちの計画に何の滞りもないのだから。
キセキが全員壊されるまで、あとーー・・・
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