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〃 ②
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「……?」
「オレじゃ ダメか?」
「?! 倉持、何 言って…」
「オレも お前と一緒でよ……さっき風呂場にヌキに行ったんだよな…」
「え?」
「トイレには誰かいたからよ。ったく、どいつも
こいつも、溜まってきてやがるらしい」
「………うん」
「オレのネタは、御幸、お前だ」
「はあっ?!」
倉持の突然の告白に、御幸は思わず大きな声を上げる。
「いや、ちょっと待て、倉持、どうしたんだ、お前?」
「……お前と同じかなあ……大会前にスッキリしたいって言うか……あんまり お前が、純さん純さんて
うるせーからよ、何か悔しいっつーか………」
どことなく、不貞腐れたようにボソリボソリと
告げてくる。
「倉持…オレ、どうしていいか、分かんねぇ」
御幸が、とまどいながら答える。
「ああ。そうだろーと思ってよ、ちょっと実力行使で行くわ」
そう言うと倉持は、つい、と御幸に近寄り
両手で御幸の頬を包み込むようにすると、
軽く口づけをしてきた。
「!! 倉持、ちょっと…」
「ちょっと黙れ」
御幸の言葉を遮るように、もう一度。
更に もう一度。
御幸のメガネが邪魔なのか、角度を変えて
何度も何度も…
御幸は突然のことに、棒立ちで倉持のされるがままだった。
アタマの中は、目まぐるしく状況把握に努めようと
するも、倉持の落としてくる口づけに少しずつ反応していく。
「…ん…くらもち」
「黙れって」
言いつつ、倉持が舌を絡めてくる。
「ん…!」
絡められた舌に反応して、思考が消えて行く。
もっと深いキスが欲しくなり、自分からも舌を絡めていく。
「う……ん……あぁ」
くちゅくちゅと角度を変え、深さを変え、
何度も何度もキスを交わす。
いつの間にか、倉持に抱きしめられ、倉持に しがみついている事を自覚した御幸だった。
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