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24.委員長side[5]焦り、後悔と決意
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―――――――――――
委員長side
俺が書記に問い掛けたとき....彼は凄く悲しそうな顔になった
『何も言わなかった?』
....違う
そんなこと言いたいんじゃなくて__
‐何で言ってくれなかったのか。‐
そう、俺は書記に頼ってほしかったんだ、
つい責めるような口調になってしまう
―…書記が飛び出してから
後悔と焦り。
そして不安
体はすでにボロボロのはずだ....、あの状態で外に出たら....ガラの悪い連中にすぐ捕まるだろう
それでいて今、生徒会は危ういのに_
それでも....
俺にそんな資格があるのだろうか....?
柄にもなく迷う
「心配なら追いかけりゃいーじゃねーのか?
やっとできたんだろ、大切にしたいやつ」
後ろからぶっきらぼうで、それでいて優しい声が聞こえる
その言葉を聞き何か吹っ切れた気がした
「ありがとう、隼人さん」
そう言って書記の後を追いかけて俺も走り出す
大切な人を守るために
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