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28.空気
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涙が止まり落ち着くまで僕を待っていてくれた委員長に声をかける
「えと....すみません、こんな」
「大丈夫だ、....」
「あ、あの! ここではあれなんで移動しませんか?」
震える声で伝える
少し考えるように委員長が言う
「風紀室でいいか?今は誰もいないだろう」
コクンッ
素直に頷く
そして....気になっていたことを聞いてみた
「保健室ではすみませんでした。あの神崎さんに........」
お礼を__
「あの人なら大丈夫だろう。また会ったときに言えばいいさ」
「そう....なんですか」
そんなたわいのない会話をしながら風紀室に向かう
二人の間にはとても穏やかな空気が流れていった____........
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