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29.風紀室で
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〈in風紀室〉
―――――……僕は一通り説明した
転校生が来てから生徒会の皆が仕事してないこと噂のこと....真実を全て話した
けれど、自分の過去のことは話せる気は起きなくて_
それでも委員長は
「今までよく頑張ったな....
それに、今まで気づいてやれなくてすまなかったな....」
そう言って委員長はふわりと笑って僕の頭を撫でた
いつもほぼ無表情なだけに少し吃驚した
保健室では従兄弟がいたから笑っていたけど........
僕に笑いかけてくれた
___....嬉しい
「....じゃあ、溜まっている書類をする前に食堂に行こう」
「え....?」
「何も食べていないんだろう?」
「はい....」
「生徒会の冷蔵庫ゼリーしか入ってなかったぞ、ちゃんと栄養とらないと」
「でも....」
「心配するな」
―大丈夫だ
そう言われたような気がした
くしゃりと頭を撫でられる
それが何故か子供扱いをされているような気がして悲しくなった理由を悠人はまだ知らない―――――……
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