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朝起きたら、隣には誰もいなかった。
こんな朝ももう慣れたかな?
いや、慣れるわけないだろう。
起きたら隣にあいつがいて、掠れた声で
『おはよう』
って言われる頃が懐かしく感じる。
そして時間ギリギリまで抱き合って、時には朝からエッチみたいな日も少なくなかった。
はぁ、俺もそろそろ現実見ろってか。
キリッと痛む胸を無視して俺は部屋から出た。
そこには朝のコーヒーの香りもなにもしなくて、あいつがまだここにいるって事がわかった。
朝から顔が見れる喜びと、
朝からまたなんか言われるんじゃないかという怖さが混ざって、自分でもどうしたらいいのかわからない。
朝飯食うのかな?
でも昨日は食ってなかった。
俺も朝は食わない派だから、作って食ってもらわなかったらゴミになるし…
食べ物を捨てるのは嫌だな…
でも結局作っちゃう俺の性格をどうにかしたい。
一応簡単にトースト、ヨーグルトとサラダを用意して、テーブルの上に並べた。
コーヒーはまだ淹れない。
この間コーヒーも用意してあったら
『緩くて飲めねーもん用意すんじゃねえよ』
って怒鳴られたから。
コーヒーのスペシャリストかよ!
って言い返したいけど怖くてそんなの言えなかった。
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