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酔ってるけどまだちゃんと物事を考えられるような状態。
望月は恋人の駿が待ってるらしく先に帰られてしまって、桐島は…あいつザルだからペース合わせてたら酒には弱くないのに俺はこうなっちまった。
望月の奴次あったらぶっ飛ばす。
なに恋人優先してんだよ…
俺なんかいっつも後回しですよーだ。
「おぇ…気持ち悪っ」
「おい!耐えろ!!ここタクシーだぞ!!」
「うぅ…」
そしてザルの桐島に送ってもらってる。
「あ、ここだろお前のアパート??
あ、すんませんこいつ降ろしてきますね…
おい堀川!歩け!」
「声うるさい。近所迷惑」
「そこまで考えられるなら自分で歩けよ!重いんだよ!」
耳元で大声出されると頭がぐわんぐわん言って吐きそう。頭で物事は考えられるけど体が言うこと聞かねえんだよ。歩けたら歩いてるっつの。
やっと桐島が大人しく俺をおぶって部屋まで運んでくれた。
「鍵は?」
「インターホン鳴らせば…智也がいる」
そして桐島にインターホン鳴らさせて、しばらくしたらうざそうな顔した智也が出てくれた。
「よお。お久しぶり。遅くにごめんな。堀川に飲みに誘って」
「ああ…桐島か。
ゆ…堀川、はやく桐島から降りろ、迷惑だろ」
やっと名前で呼んでもらえると思ったのに『堀川』って…
そっと桐島の背中から降りたら足元がフラついて桐島の背中に抱きつくような感じになってしまった。
「あっぶねえなおい。俺が堀川を部屋まで運ぶよ。案内してくれるかな?」
そして桐島が俺をもう一度背中に乗せようとしたら智也が俺の腕を引いてそのまま彼の腕の中に倒れた。
「いや、いい。俺がやる。タクシー待たせてんだろ?
ごめんな迷惑かけて」
「あ、いや全然!むしろ楽しかった。次はお前も来いよな。
じゃあ行くね、堀川おやすみ」
「ん。ありがとう」
そして部屋の中へと智也に引きずられた。
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