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戻って、飲み直して、酔っ払いはすぐに部屋へ戻って寝る体制に入った。
正直、修学旅行みたいで内心ウキウキしてたりもする。
京都とか、定番すぎだが社会人になると、そうそう旅行になんか行きたがらないし…
アウトドア派だが、都内でウロウロしたい派だ。
眠気も何故か寄ってこないから、さっきのロビーを通ったとこに喫煙室があったから、そこで少し休もうと思った。
「入江くん、お一人ですか?」
深夜にタバコ吸う奴って俺の他に何人か居て、その中に佐藤もいた。
こいつタバコ……似合わねえ。
「お前はまだ寝ないの?」
「眠くないんだもん。入江くんこそ」
「俺も眠くない」
「でしょ?」
ライターを取り、タバコを加え火をつけた。
この瞬間が俺は結構かっこよくて好きだ。
「ねえ」
その間、俺の横から熱い視線を送られてきて、その甘い声で俺を呼ぶ理由が…俺にはわかる。
「吸い終わったら、どっか行く?」
「ふふ、うん」
好き…じゃない。
好きではないが、一緒にいたい。
一緒にいて、楽しい。
退屈じゃない。
女とのセックスは…気持ちいい。
浮気なんだろうか?
だとしても、ゆうは気付いてんのかな?
でも、最近まともに喋ってないから、バレてても関係ねえかもな。
むしろ浮気にならねえように…別れちまうか?
いやいや、俺も一応、ゆうのことは気にかけてるし、まだ大事に思ってる。
じゃあ、このままでいいか。
その後、深夜にも関わらず、近くにある安っぽいラブホの2時間コースを選び…
指しの通り、セフレである佐藤と、セックスをした。
ゆうにはない、体の柔らかさ…
甘い、高い喘ぎ声…
慣らさなくても俺を受け入れる事が出来る体質。
全部、ゆうには無いんだ。
ゆうには子供も…作れない。
ゆうと居るよりも…この女を取った方が絶対にいいのに…ゆうを手放せないのはどうしてだろう。
「あぁっ!!入江くんっ……もっと…ぁん!!」
違う…
俺が抱いてるのはゆうじゃない。
ゆうは…
「あれ?入江くん?」
「あ…悪い」
「大丈夫?」
「ああ……」
なにか…すごい嫌なことを思い出してしまい、行為を止めていたらしい。
嫌な事…
最後に…ゆうを抱いた日の事を…
俺は、面倒くさかったのに、あいつは酔ってたのか、俺を誘った。
疲れてて、セックスなんかしたくないのに、何故か断れなかった。
だって、あいつから誘うなんて、初めてだったから。
でも、
痛い…って泣いていたな。
痛かった…よな…
俺も痛かった。
男のそこは勝手に濡れることもないし、柔らかくもない。
慣らさないで挿れれば…痛いだけで済まないだろう。
でもあいつは何も言ってこなかった。
ゆう、お前は…何を考えてる?
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