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別に不良とかではなかった。
学生の頃、勉強も授業も普通に受けてたし、校内で問題を起こしたこともない。
むしろ学力は他より上だと思う。
でも、俺は未成年の頃から酒やタバコに手を出し…そういう流れで不良っぽい奴らと友達になった。
そして、まあ、その一人の親がヤクザ関係の人らしく…裏で危ない取引、まあ良くあるドラッグを買い売りしてるって噂が耳に入った。
最初は、そんな人生潰すような真似、誰がするんだよって思っていたが、最近になってから、ドラッグで助かるなら、お安いもんだ…と思考が変わっていった。
ドラッグに手を出して…最初は気持ち良いかも…くらいにしか思えなかったが、段々、その
『中毒性』に気付いた。
理性はちゃんとあるのに、そんなのもうどうでも良くて、今の俺なら、好きなことをなんでもできる。そう思った。
そして、ある日、ゆうきとまた出逢ってしまった。
コンビニで。
俺を見た瞬間、いかにも嫌そうな顔をしてたが、そんなの俺には通じない。
本気で嫌がっても、俺には関係ない。
俺の頭ん中には
『ゆうきを俺の物にする』
それしかないんだから。
それから…俺は心底楽しかった。
あんな綺麗なゆうきが、苦しみながら俺の前に這い蹲って、助けを求める。
終いには、抵抗を辞めて、俺の好きなようにさせてもらう。
最高じゃねえか。
入江から逃げて、俺の元に来たと思ったら今度は入江とより戻したい?
んでおまけに橘って奴にも走っていった?
見かけによらず随分とビッチな事をしやがるよな…
俺がいればいいのに、
俺だけいればいいのに。
「ああ、そうか、入江を消せばいいんだ」
そう思いついた。
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