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番外編 5月6日は… 司×遥遠
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皆さん、初めまして。
永井 彼方の担任、もとい松尾 司です。
本日は久々に俺と恋人の永井 遥遠の休みが重なったため、俺の自宅(といっても狭いアパートですけどネ。)に遥遠が昨日から泊まりに来ていた。
そう、泊まりに来ていたのだ。
さてここで問題です。
普通恋人同士が一夜を共にするとなったら、いったい何をするでしょうか?
答えは……
ナニだよ!!!!
えっ?そうだよね?普通ナニするよね?え?俺が間違えてるの??え?…えっ?
昨夜は至って何事もなく別々の布団で寝て至って何事もなく朝を迎えましたけど???
・・・どうしてッ!!!
いや別にね?ナニをしないと付き合ってないとかそういう訳ではないよ?そんな事これっぽっちも思ってないよ?
けどたまにしか無い休みでしかも中々予定が合わない中で、やっとゴールデンウィークの最後の3日間もぎ取れたのになにも無しですか!?!?
ただただ隣で眠るだけって、これなんの拷問ですか!?!?
……ということで、今日はなんとしても遥遠と、と思っている次第です。
「遥遠どん遥遠どん、」
「……なんだい司どん。」
「今日は何の日か知っているかい?」
土曜の朝、特にすることもないのでテレビを流し見しつつ、隣でスマホを弄る恋人にふざけた口調で話しかける。
訝しげにしながらもちゃんとのってきてくれるとこ、ホント好き。
チラッと横目に遥遠を見やる。
「ゴムの日だろ。」
「ブッブー、正解はゴ…えっ?」
「ゴムの日だろ?」
「えっ、うん…。そうだね。そうそう…ゴムの日…、なんだけど……」
「で、それが何?」
「いや、え?その…だから…」
サラッと答えを言われてしまい逆に戸惑う俺を他所に、遥遠はスマホの電源を切り立ち上がった。
(なにこの子、羞恥心とか無いの?)
冷蔵庫の前まで行くと、お茶を取り出しコップに注ぎながらこっちを振り返り、
「ヤる?」
と一言。
「ぅエえ!?」
なっ、ぇええ!?!?
「シないの?」
「ぅえ、ぇえ!?いや、でも…」
ごくごくとお茶を飲み平然顔の遥遠。
清々しい程に照れがない。
飲み干した遥遠はドンッ!とコップをキッチンに置くと
「スるの、シないの、どっち?」
「しッ、シます…」
ヤバイ…俺の恋人、死ぬ程カッコいいわ……
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