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親友からの告白
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骨を折られるのは嫌だ、と仕方なく大人しく東雲の前に立つ。
足は生まれたての小鹿みたいにガクガクしているがこれも人生で1度は通る道。
キッと東雲を睨んでみたが、切れ長の藍色の瞳に見下ろされて俺の睨みは宇宙の彼方だ。
怖い、イケメンは見下ろしただけでも怖い。
「ま、まず東雲……こんな誰が来ると分からない中庭でこの話はやめにしないか?」
「逃げるの?」
「い、いや。断じてそんな事はしない……」
「どもってるよ?」
「こ、コミュ症なんだ!察しろ!!」
この東雲という男、しつこい。それよりも狙った獲物は逃さない神経が人一倍だ。
ライオンもビックリだ。
「……まぁ、確かにそうかもね。じゃあ今日の放課後に俺の部屋で話そ」
「お前の部屋は嫌だ」
「骨……」
「大賛成!俺ってば超幸福者!!」
恐るべし、イケメン東雲。
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