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行為に及びましょう
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「も、満足しただろう!?早く拘束を解け!」
本日何度目かの拘束解けコール。それでも東雲は何で?見たいな顔をしている。
イケメンの首コテンはやめてくれ。流行語から抜け出せるところだったのに!
もうお陰さまで首コテンフィーバーだぞ
「まだ本番もしてないよ?」
「本番って何だ!っ、東雲!お前止めなかったら本気で嫌いになるぞ!!」
「……え?」
東雲は目を見開くと、俺に向かって伸ばしていた手をピタリと止めた。
「……それは嫌だ」
珍しく俺の言葉に耳を傾けたと思えば効果は抜群だ!
あの告白は本気……なのだろうか。でなければこんな事はしないよな?
俺の拘束を解き始めた東雲をぼんやりと見つめていると、ちゅっとキスを落とされた。
「……嫌いになんないで、俺のこと」
震えている手で頬をそっと撫でる。
ゴツゴツとした男の手、だがその手つきは優しく先程とは全く違っていた。
「あ、ああ、嫌いにならないよ……」
その言葉にぱぁぁと顔を輝かせる。俺の知っている東雲裕希とは少し違っていた。
何だか子供のようで……こんな東雲もいいと思う。
「今度は最後までしようね、椿」
「滅しろ」
やっぱり東雲はいつもの東雲の方が身の安全を確保出来ると思った俺であった。
そんな高校1年の秋のこと。
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