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体育祭と分岐点7
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――…あれから時は過ぎて、体育祭翌日。
山河とはあの日から話してはいない。
だけどご飯は必ず作ってくれる。毎日とても美味しい。
晩御飯が置いてあったときなんて泣きそうだった。
手料理なんて何年ぶりだっただろうか…
手料理なんてここにきてよく食べるけれど、何度食べても嬉しい。
冷めたご飯も温かく感じる。
気持ちのこもっているご飯は心がぽかぽかする。
大谷とも一緒に晩御飯を食べたことがあるけれど、何故だかそれ以上に温かかった。
それも今日、失敗したら終わりかもしれないけど…
期限も決められてるし、本当にあの人はなにがしたいのか分からない。
分からない…分からないけど、本当は分からなくてもいいのかもしれないね。―なんて、これから俺が壊すのにこんなこと考えるのは無責任か。
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