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それは彼だけの問題7
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無言の俺を悲しそうに見ながら話し出す歩。
「えっとねー、中学に入った頃ね幸希がこの学園の話をしてくれてね…気になったから調べたら有名な男子高校って聞くじゃない?それを調べているところをたまたま妹に見られて『お兄ちゃんBL興味あるのっ!?男子高校興味あるの!?ハァハァ』とかすげー勢いで言い出してこの高校行ってこいとか腐の何たるかとかそれはもう洗脳のように聞かされていたら…うん、ばっちりハマったね☆…つか俺ね、妹が腐女子だなんてあの時はじめて知ってショックだったの覚えてるわ…まぁ今ではいい腐レンドだけどw」
「それは、なんて言うか…災難でしたね」
「まあ、今ではありがとう妹よ…俺に天国を教えてくれて…だけどなw」
「そうか、俺のせいか…」
疲れた顔してるね、幸希。
「………」
なにも言えないよ俺には…
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