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そばにいて-kyrt-※血流出表現あり
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-rt視点-
俺は見てしまった。
街中でキヨくんが知らない女と歩いているのを。
考えれば分かることなのに。
やっぱり筋肉がっしりな男なんかより柔らかい肌を持った女の子の方がええよな。
じゃあなんでキヨくんは俺と付き合ったの?
キヨくんにとって俺は遊びやったん?
そっか、そうだよね。
キヨくんに必要とされていない俺なんか要らないよね。
俺の目に入ったのは包丁で。
それを手にし、まず手始めに手首に宛てがう。
そのままゆっくりと包丁を引く。
綺麗な紅い血が白い手首から流れ落ちる。
その血を見たらもっと血が見たくなって手首に二の腕、足首に太股を切っていく。
「はあ、はあ、」
どんどん意識が遠くに行くのを感じる。
もうだめ…なのかな。
遠くから足音が聴こえてくるけど幻聴かな。
あれ、キヨくんの声も聴こえる。
最後の最後まで俺の頭の中にはキヨくんが支配している。
それだけ好きやったから。
キヨくん…
「すき…」
俺はそのまま意識を手放した。
11.27
そばにいて-kyrt-※血流出表現あり【続】
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