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嘘-狐牛-
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「とわぽんのツイッターなにこれwノマド少女☆プリキュアって…ww」
俺は愛しの恋人の家に来ている。
今日はエイプリルフールでツイッターでは普段とは名前を変えている人が多数いる。
とわぽんもまたその1人である。
「そういう牛沢もブラックテレビちゃんってなんですか。非公認キャラクターってなんですか」
「ニコニコテレビちゃんのライバル!」
とわぽんは1つ大きなため息をつく。
あきられてる?
「牛沢さん、お話があります」
とわぽんが急に真面目な顔をして向き合う形で座る。
しかも呼び方がいつもと少し違う。
「なに、急にあらたまって」
「私、他に好きな人ができたんです。だから別れてください」
「は…?とわぽん何言ってんだよ?俺、なにかしたか?とわぽんと一緒にいられるならなんだってするからさ、な?」
とわぽんは俯いたまま喋らない。
微かに肩が揺れている。
「あはははは!」
「え…?」
急に笑い出すとわぽん。
「今日、なんの、日やと、思っとるん、ですか」
「あ、エイプリルフール」
まんまと騙された。
「うっしーのこと、嫌いになるわけないやん。好きですよ」
「俺もとわぽんのこと大好き」
2016.4.1
嘘-狐牛-【完】
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