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ありがとう-twpp-
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「レトさん、どうしたらいいと思う?」
「つわはすくんならプレゼントなくてもええと思うけど」
今日はあることでレトさんの家に相談に来ている。
つわはすさんは何をプレゼントしたら喜ぶのか。
僕がプレゼントを用意するのは柄でもないんだけどね。
「でもどうして誕生日でもないのにプレゼントなん?」
「日頃の感謝?みたいな?」
「うわ、きもちわる」
「ちょっと!酷い!」
「ま、プレゼントなくてもええと思うから」
そう言われても一応プレゼントは用意する。
つわはすさんの家に行く前にアクセサリーショップに立ち寄る。
そこでお揃いのネックレスを買った。
つわはすさん、喜んでくれるかな。
つわはすさんの家の前に着き、インターホンを押すとすぐに玄関が開いた。
「いらっしゃい、ぴーちゃん」
「お邪魔します」
いつものようにリビングにあるソファに腰をかける。
「今日はどうしたの?」
つわはすさんはコーヒーをテーブルに置きながら言う。
「これ、プレゼント」
「プレゼント?開けていい?」
僕はコクンと頷いた。
つわはすさんは綺麗にラッピングされた包装紙をはぎ、箱を開けた。
「ネックレス?」
「僕とお揃いのね」
「でもどうして?」
「いつもの感謝を込めて」
つわはすさんは驚いた顔をしている。
「つわはすさん、いつもありがとう。それからこれからもよろしくね」
「こちらこそ」
つわはすさんは優しく抱きしめてくれた。
2016.4.7
ありがとう-twpp-【完】
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