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距離1
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あなたはずっとずっと遠い存在で、届くはずもないし距離が縮まるはずもなかった。
どちらかといえばどんどん遠くなって、ただひっそりと他の人と同じように見ているだけの人。
それでも、俺はあなたに恋をした
距離
ある、冬の日
何気なく開いた動画。
その歌声に圧倒された。
一般的な成人男性よりは高い声なのに迫力があり、儚い歌声だった。
ちょっと触れたらすぐ溶けてなくなりそうな、雪のようだと思った。
その動画で歌っている人の名前を見ると
ふゆき
歌声にぴったりの名前だとおもった。
その日から俺はふゆくん(ふゆき)のファンになった
ふゆくんの歌声をきいてからもう2年くらいたつ。
やっぱり、ふゆくんは男なので女の子のリスナーが多くて、浮いてるなって思うんだけどそんなの関係ないね!!!
「駿也!!!」
「!ふぇ!?」
「ふぇじゃねーよ。また自分の世界に入ってやんのwww」
突然話しかけてくるからじゃんとも言えず恥ずかしくて下を向く
「んで、なに?圭汰」
いきなり話しかけてきて人を馬鹿にするこいつは、橋本圭汰。ずっと一緒の幼なじみってやつで俺が男が好きってことも理解してくれる結構優しいやつ。
運動神経がよくて高校入ってから始めたバスケも今じゃエースをやってやがる(駿也くんも一応レギュラーです)
腹立つよね!?!?!?!?
「今日、部活延びるらしいよ」
「はあ!?!?!?」
今日は、ふゆくんがのる雑誌の発売日なのだ
「終わってからでもいいだろー」
「遅くなるじゃん;_;最悪;_;」
うわあああんと泣き真似をしながら圭太に抱きつくとウゼェっと離されて若干傷つく
「はあ。ふゆくーん。ふゆくんに会いたいよー」
「ふゆくんふゆくんうるさいwもうすぐ、数学の谷ちゃんに会えるから」
「いやだー!!!!!!」
俺は数学が1番嫌い。
わからないうえに先生がおじいちゃんでノロノロしゃべるから眠たくなるから。
けど、帰ったらふゆくんが見れると思うんとがんばれる。
おし!今日は全部起きて、ノートとるぞ!!!
数時間後
キーンコーンカーンコーン
「はっ!?Σ(´□`;)」
寝てた。
午後のまるごと2時間
「駿也!変な顔してないで部活いくよ!」
「へーい」
はやく部活終わんねーかなー
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