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きゅるんっと光が弧を描く
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華亥に揺さぶられながら、ハロは僕の首筋から頭を離す。
肘を僕の胸に当て、身体を支えるハロは、両手で僕の頬を包み込んだ。
ハロは、揺さぶられながらも、じっと光のない瞳で僕を見やる。
「はぁ………ぁんっ…………ぁっ…」
ハロは僕に顔を向け、何かを紡ぎだそうとするように、ぱくぱくと口を動かした。
僕には、ハロのその行動が、何か言葉を紡ごうとしているように見えた。
「兄さん、ちょっと…止まって?」
「ひゃっんっ、……」
僕の声に、ずくっと最奥を穿った華亥の腰が止まる。
ハロは、はぁはぁと荒い息遣いの中で、必死に呼吸を整える。
僕は、肩で息をするハロの頭を胸元に抱き寄せ、落ち着かせるように、背をぽんぽんっと叩く。
「……ハロ。何? 何か、言いたかったんでしょ?」
問いかける僕に、ハロは、ふふっと嬉しそうに声を零した。
訴えたかったことが伝わり、溢れた笑みのようだった。
少しだけ落ち着いたハロが、言葉を紡ぐ。
それでもアナルの中には、華亥のペニスが埋まっていて、時折、ひくんっとハロの身体が揺らぐ。
「ぁ、の……、騎亥……さまも、感じ……たい……で、す…」
僕の胸元からゆるっと上がったハロの瞳の中で、きゅるんっと光が弧を描く。
「でも、こ、れ…だと、飛ん、じゃ…う……です…」
困惑するハロの眉は、八の字に歪む。
言葉が何を指しているのが、ハロの手元を追った。
ハロの手には、プジーの挿さるペニス。
「あぁ、これ?」
ペニスに挿さるプジーを、ほんの少し引き抜いた。
ハロはその衝撃に、身体をびくんっと揺らした。
「ひゃっ……んっ…、で、す……んっ…」
ハロは再び、見えない瞳で僕を見やる。
その顔は、困惑の色を映し出す。
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