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痛みと恐怖と
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ボクは、首裏を掴まれ、ベッドから引きずり降ろされた。
ボクの代わりに、兎羅が、ベッドの上へ押し倒される。
熱や空気の振動が、ボクに色々教えてくれる。
ボクは、小さく縮こまり、投げ出されたままに、床に座り込んでいた。
「ぁっ、がっ………」
兎羅の暴れている気配と、濁った声が耳に届く。
喉の奥から絞り出すような呻き声。
大声で叫びたいのに、それをすることが出来ない兎羅は、身体全体で暴れていた。
反抗する兎羅をものともせず、琉は、作業を続けた。
「がっぁっ…………、ぁっ……、ぅっ……」
濁った兎羅の声の隙間に、艶めいた音が混じった。
ぐちっ…ぐちょ…っと、濡れた音が、部屋に響いた。
ふと伸びてきた琉の手が、ボクを掴んだ。
その手は、ぬちょぬちょとする液体に濡れていた。
ボクは、ベッドの上に乗せられ、寝転がる人物…兎羅の腰を跨ぐように膝立する格好にさせられる。
大量のローションが、ボクのアナルへと注ぎ込まれた。
「ぅ、ぁあっ………」
ずぷっと差し込まれた指が、ぐるりと弧を描き、蹂躙する。
「慣らさなくても入るな…」
指と共に、ぐぽっと音を立て、ローションが零れた。
「座れ…、ハロ」
琉の声と供に、ぐっと肩を押し下げられた。
膝が半分ほど、折れ曲がる。
ぴたりとボクのアナルに触れた感触は、熱く勃ち上がるペニスの感触……。
でも、そのペニスの感触は、琉のもの…、じゃない。
ボクのアナルに触れる熱い感触は、きっと……兎羅の、もの。
困惑するボクは、後に居るであろう琉を、振り返った。
「座れって言ってんだろっ」
パシンっ――。
言葉と共に、ボクの尻に、琉の平手が飛んできた。
思わず、ボクの喉から、ひっと引きつるような音が漏れた。
痛みに、恐怖に、ボクは、慌てて腰を押し下げる。
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