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魔王、学校に通うっ☆
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あれから半年がたち、赤ちゃんもちゃんと生まれた。
魔界を離れ人間界・・・レオンのいる世界へ行き、薬師として細々と貧しいけれでも、満ち足りた生活を送っていた。
村の人は僕が魔族だとわかってもやさしくしてくれた。
薬を売り歩いていたところ急に僕は産気づき村の病院へ運ばれ、無事赤ちゃんは生まれた。
名前はルインハルト・クリアと名付けた。レオンの名前を少しもらうことにした。
「ルイちゃん、今日も元気ね。」
そう言って、村の人は野菜や果物もくれるし、畑仕事も手伝ってくれた。
お父さんには人間は弱いくせに業突く張りで意地汚いときいていたがこの村の人は全然違った。
そんな、ある日村長に連れられて、年若い、ダークグレーの上等なスーツを来た男の人がやってきた。
「初めまして、私はジュリウス・アッシュといいます。王立魔法軍事学園の理事長をしております。・・・早速ですが、あなたは魔族ですよね?」
僕はそう言われ、眼を細めた。
「この人は魔族でも、あいつらとは違う。この人は村の流行り病を治し、灌漑も治してくれた。だから、退治せんでおくれ。」
村長はそう言って、僕とジュリウスさんの間に入った。
ジュリウスさんはぼくらを見て、大声を上げてわらった。
「いや、失礼。もうしわけにくいのですが、あなたの本名と御子さんのお名前を教えていただきた
い。できれば年齢も。」
「僕の名前はジルロード・サタン・クリアといいます。798歳です。その子はルインハルト・クリア。3か月前に生まれたばかりです。」
「ほう、この子は闇も強いが光も強いのか・・・。」
ジュリウスさんはルイを見て、ニヤリと笑った。
「何が目的ですか?」
「いや、この村に魔族が住み着いていると聞いて、弱いだけならそのまま放置mだったんですけどね。サタンともなると放置にはできないので・・・ジルロードさんあなた私の学校にはいりませんか?」
「「は?」」
村長も僕も驚いた。
僕は即刻おことわりしようと口を開いたがジュリウスさんによって潰された。
「あなたが来なければ、この村は特別魔族指定区となりますが、しかも魔王となれば、最高レベルのものとなりますよ?」
特別魔族指定区となれば、他の魔族もきていしまうし、この村は外部からの物資と地濃によって成り立っている。
物資もストップされてしまえば、この村はほろんでしまうだろう。
「行きます。その学園に通わせてください。できれば、ルイも一緒がいいのですが・・・」
「もちろん、かまいません。そちらは私たちが全面的にバックアップさせていただきます。では、今から荷物の準備を。」
「はい、少しお待ちください。村長さん、少しお手伝いいただいてもいいですか?」
「は、はい。」
「大丈夫ですよ、この村にはちゃんと毎月薬もおくります。なにかあったら、以前お渡ししたラクリマにお電話ください。 今まで、親切にしてくださりありがとうございました。とてもうれしかったです。皆さん暖かくて、僕はこの村の人達が大好きです。」
僕は頭を下げ、お礼を言った。
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。あなたは魔王ですが優しい魔王だ。この村の誇りです。」
僕は皆さんに手伝ってもらいながら荷物をまとめ、ルイを抱いて村を出て行った。
僕、学生になりますっ‼
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