アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
魔王、出会う☆
-
学園につく頃にはあたりは静かになっていた。
理事長に学園と寮に案内され、今が冬休み期間で明後日から学校が始まるらしい。僕は2年S組に配属されるらしい。
魔法使いや勇者、様々な職種のなかでもトップが集うクラスらしい。
荷ほどきを開始したが物が少なかったため、すぐに終わってしまった。
理事長がルイのために天蓋付きのベビーベッドを置いてくれたので、使うことにした。
暇になったので、明後日迷子にならないように校内の場所をしっかり覚えておこうと思い、ルイを
連れて、理事長に案内された順番の逆ルートで歩いて行った。
噴水につき、丁度、暗くなっていたので、噴水にライトがつきとてもきれいだった。
「きれいだねー、ルイ。」
「あーうあーあ。」
ルイはそう言って噴水に手を伸ばした。
「おい、あんた、敷地内は学生と教師以外立ち入り禁止だ。どこから入った?」
この声は・・・レオン?
僕は思いっきり振り返った。
「レオン・・・。」
「はあ?お前だれだ?うちの学校の生徒じゃないだろ?しかも子連れだと?」
僕はレオンが記憶を失っているのを思い出しハッとなった。
「すいません。明後日から2年S組に配属されるジルフォード・クリアです。ジルって呼んでくださ
い。」
「そうか、俺は・・・知ってるんだったな、だが、改めて。レオンハルト・ディスチューバーだ。レオンと呼んでくれ。その子は?」
「この子は・・・ルインハルト・クリアといいます。僕の子なんです。」
そう聞いて、レオンは驚いていた。
そりゃそうだ、両性具有事態珍しいし、同い年くらいの子供が子持ちだったら、驚くだろう。
「えーと、母親は?」
「母親は僕で父親は・・・申し訳ありません、言えません。」
「そうか・・・かわいいな。抱っこしてもいいか?」
僕は驚いた。まさかルイが父親に抱っこされる日がくるとは思ってもいなかった。
でも、一回でいい、この子をレオンに抱っこしてほしい。
「はい、お願いします!」
僕はルイをレオンに手渡した。レオンは慣れた手つきでルイを抱っこした。
「大人しくていい子だな、それにとてもかわいい。」
「パーパ、マァマー!」
「「へっ!?」」
「今、しゃべって・・・。」
「それに、ママって・・・って、ルイ、この人はパパじゃないよ?ごめんなさい、嫌なお思いをさ
せてしまって。」
「い、いや、俺は・・・」
「おーい、レオン何してんだー?」
「あっ、わるい。今行く。」
そう言って、レオンはいってしまった。
「よかったねー、るい。レオン(お父さん)に抱っこしてもらえて。・・・また会えたね。」
でも、これ以上は駄目だ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 58