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魔王、帰還準備っ☆
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「お兄さま、ルイ君を連れてまた遊びにきてくださいね。そこのクズなんてとっとと捨ててきてもよろしいですから!」
可愛い妹のアデルはルイを抱っこしながら涙ぐんでいた。
「また、来るよ。それとアスモディア。」
僕がアスモディアを呼ぶとすぐに僕の前まで来て頭を垂れた。
「何か御用でしょうか、ジルロード様」
「俺がお前に用がある。」
そう言ってレオンが僕の前に出た。
そして、思いっきりアスモディアを殴った。アスモディアは100mくらいとんだ。
人間ってたまに凄い力をだすよね。火事場の馬鹿力っていうやつかな?
「いやいやいや、なにしてんの?」
「えっ?隙間男への制裁。これでスッキリした。アスモディアって言ったか。俺は悪いとは思っていない‼だが、ありがとう‼ 何かあったら言ってくれ、できる限りのことはしよう。」
皆一葉にポカーンとしていた。ルイだけはパパカッコいいと言っていたが・・・。
「いえ、私はもっと詰られると思っていたのですがなぜ礼など?」
「そりゃあ、妻が世話になったからな。お前の話を聞いたが、俺たちを仲直りさせるためにあえてその役を買ってでたみたいだしな。それに・・・お前、ジルにほれてないみたいだしな?
お前、俺の弟のグレンハルトが好きなんだろう?」
弟なんていたんだっ・・・それより、あのアスモディアに片思い相手!?
そう思ったのは僕だけではなかったらしい。アデルも驚いて口を押さえていた。
「よく御分かりで。」
「よし、俺が協力してやろう。」
「よろしいのですか?ならよろしくお願いします。」
そういうと、二人の美丈夫は握手し合い、意気投合していた。
「殿方って、よくわかりませんね。お兄様。」
「僕も男なんだけど? 男の僕でもあの二人のことはわからないよ。」
僕とアデルはため息をついた。
そして一通り話終え、学校へと帰路を急いだ。
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