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閃光
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俺たち第32小隊7名は、上官であるオハラ少尉の指示により、5日間紛争地域での特別任務へと向かうところだった。
もうじき目的地だという辺りで、俺達が乗り込んだ軍用トラックの進む方向に、地元民らしい人影が2つ見えてきた。
「隊長。どうしましょうか?」
部下のジョンソンが俺に訊ねた。
「車があるな。…エンジントラブルか?一応、話を聞いてやれ。」
「わかりました。」
ジョンソンの指示で運転手のスミスが、速度をゆるめた
その時だった。
眩い閃光が、その場を真っ白に塗り潰した。
「ぐぁっ!!」
スミスが仰け反った。
「皆!目を瞑れっ!!頭を下げろ!」
俺が叫ぶと同時に
ドォーン!
乗っていたトラックごと転がったのか
大きな音と共に、天地が逆さになるような感覚があった。
「うぁあああ~っ!」
「ングッ!」
「隊長っ!!」
隊員たちの声に応えようとした刹那
「っ!」
キンと耳鳴りがして、その後、何も分からなくなった。
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