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果実。
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「どういう、ことだ?」
俺は室内を見回した。
何の特徴もない、簡素なログハウス。
椅子もテーブルも、ドアも、全て木製だ。
「この家は?」
「わかりません。誰かが以前住んでいたような形跡だけで、ここに着いた時にはもう誰も…。」
「そうか。」
ジョンソンが何か考え込むような顔で呟いた。
「やはり、あの果実が…。」
「果実?」
「いえ。何でもありません。何か食べる物を探して来ます。」
取り繕うような笑みを浮かべ、小屋を出て行こうとした。
「待て。」
「なんですか?」
「俺はいつから寝ていた?」
「2日ほど、でしょうか。それが何か?」
「だったら、交代だ。食料調達は俺がしてこよう。おまえはここで休んでいろ。」
「ですが、ダニー…。」
「ジョンソン、これは命令だ。」
「…はい。」
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