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おわり。
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※ここからR18表現入ります。
グチュッ、ズチュッと卑猥な水音が響く。
「あぁっ…ぅん…っ…ぁ……!!
……あ、あっ……むりっ…むりぃ…っ!!」
腕を掴まれて、後ろから勢いよく突かれる兎代。
ベッドは何回出したか分からない液体だらけ。
床には無理やりに脱がされた洋服が、無造作に散らばっていた。
「もっ…イク……!イッちゃうからぁっ……!!」
兎代が強い快楽に涙を流しながら、ぶるりと身を震わせる。
ーーーーしかし、イク前に後ろから激しかった突きがいきなり緩くなった。
「なっ、なんで……っ……。」
グイッと腕を引っ張られ、身体が起きあがる。
座る状態で緩く突かれながら、兎代は楓に耳を噛まれた。
「いっ、」
「……これ以上出したらお前、疲れて寝るだろ?」
そう言って、楓は兎代の頬にキスをする。
「………そりゃ、そうだろ……。だって……もう何回やってるんだよ……。
もうそろそろ止めてくれ……。」
あれから何時間経ったのか、外はすでに夜になっていた。
男だったとしても、すでに限界だった兎代は楓に止めるよう説得する。
「……無理。」
「無理じゃなくてよっ…!?俺…腹も減ったし、もう色々と限界なんだよ!」
「…………。」
それに不貞腐れた楓は、眉を潜め舌打ちをした。
「……しょうがねぇな、……分かったよ。」
「っ!!じゃあ!!」
兎代が顔を輝かせれば、下からズンッと強く奥を突かれる。
「あぁっ!?」
「……ただし、俺を一回イかせてからな。」
問答無用に、彼は激しくついて、兎代の内を味わった。
前に何も縋り付くものがない兎代は、その快感に喘ぎながら楓の腕を握りしめる。
「ひっ……!あ、だめ……そこ…グリグリしちゃ……あぁんッ!!」
「その後休憩をとったら、また続きをするぞ。」
ーーーーそれからも楓は何度も兎代を蹂躙し続け、完全に解放したのが次の日の夜だった。
案の定兎代は、腰の痛みで月曜日の学校を休む。
ーーーーーー
ーーー
火曜日。
兎代は元気を無くして、学校を登校した。
対して伊月は、上機嫌でニコニコと笑っている。
ガラッと後ろから扉を開けて、いつも通り山内に挨拶をした。
「……はよ。」
「おぉ!おはよう。
どうした兎代、お前元気ねぇな。風邪か?」
「あぁ、ちょっとな……。」
兎代は普通に自分の席に座って、大きく溜息をついた。
「はぁ………。」
「おはよう。兎代。
昨日休んでたみたいだけど、何かあったの?」
「……そうなんだよ。昨日楓がさーーーーー
(………え。)
いるはずのない声に、兎代はピタッと会話をやめた。
バッッ
そして勢いよく隣を見れば、なんとそこには寧々の姿があった。
その後ろには、
いつもと変わらない無表情の春真の姿。
「お、おおお前ら……何でここに!?」
咄嗟に席を立ち、
指を差しながら動揺している兎代。
それを見ると、寧々はニヤリと笑った。
「駄目だよ。人に人差し指を向けちゃー。」
「お前…っ…!!
元の学校に戻ったんじゃねぇのかよ!?」
兎代がそう言えば、寧々はピンッと身を正してこう言った。
「実は私たち、正式にここへ転入してきました♡」
「はぁぁっ!?」
「だって思ったより居心地がよかったんだもん。」
心に手を当てて、寧々は惚けるように話し始める。
「……いつも礼儀正しくする必要はない!ありのままの自分で学校生活を送れる……!最高なのね……!
だから、お父さんにお願いして入れてもらっちゃった!」
その後ろで、春真が腕を組んで偉そうに立ち尽くす。
「寧々様が残るのなら、当然私も此処に残ります。」
「…………………。」
夢中に話す寧々に、兎代は全くついていけない。
2人は同じタイミングで口を開いた。
「だから、」
「なので、」
「これからもよろしくね。兎代。」
「これからもよろしくお願いします。兎代様。」
満面の笑みの寧々。
凛々しい表情の春真。
乾いた笑いをこぼす兎代。
彼は心の中で必死に叫んだ。
(……誰かお願いだ……。
早く俺を、平凡な日常に戻してくれぇぇぇ!!)
ーーーーー
ーーー
今回のことで十二支と月華の存在を知った兎代。
寧々がこの学校の生徒になったところで、騒がしさは更に増してしまった。
果たして彼は、いつか完全なる平凡な日常を手に入れることができるのであろうか。
「あ、兎代。首にキスマークついてる。」
「っ!?」
「もしかして昨日はーーーー
「わ"あぁぁぁぁっ!!言うなぁぁ!!」
ーーー第3部、突然の訪問者 END.
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