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じゅうさん。
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*
「俺たちを潰すだと…。
ガキごときが、俺たちに勝てると思っているのか?」
「うん、そうだよ。」
足首を回しながら、彼はあっさりと答えた。
その言葉に、誘拐犯たちは皆一斉に顔を顰める。
「それに、俺的には君たちの方が子供のように見えるなぁ…。
人数を強さだと思うのはまだしも、"見た目"で弱いと決めつけるのはプロとして失格だよ?」
しっかりと締めたネクタイを緩め、シャツの袖を捲る。
「…おいで、相手してあげる。」
普段よりだいぶ低くなった声のトーン
顔を見なくても分かる
(伊月のやつ…やる気だ。)
「…へぇ、言ってくれるじゃん…。
じゃあその言葉通り、行かせてもらうよ!」
一斉に、男たちは伊月に襲い掛かる。
武装した奴らは、何もない伊月より断然有利だ。
持っていた刃物で彼を傷つけようとするが…
「はい、まず1人目」
その腕は捕まれ、一瞬にして男は床にひれ伏せられる。
「…あ、れ…?」
「腕一本、もらうよ」
嫌な音がした後、
男は叫び腕を抱えながら蹲った。
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