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じゅうよん。
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※暴力表現入ります。
「この野郎っ…!!」
次に伊月は、背後から襲ってきた男の拳を、自らの手で受け止めて
そのまま、強い力で捻り上げた。
また嫌な音が聞こえ、
倉庫中に男の断末魔が響く。
より的確に、
より確実に、
彼は次々と誘拐犯たちを沈めていき、立ち上がるのが困難になるほどの激痛を与えていった。
「っ、」
(やっぱり…いつ見ても伊月の技はエグい。)
彼が得意とするのは、関節技。
独自に改良したその技は、短時間でより確実に、相手を壊してしまう……危険な技だ。
(その技で彼は、何人もの殺し屋を使い物にならなくさせてきただろう。)
「はい、終わり。」
最期に彼は、俺を傷つけた男の顔を踏みつける。
そして携帯を取り出し、どこかへと電話を掛けた。
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