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じゅうなな。
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*
ドサッ
「いって…!」
部屋に入ってすぐ、伊月は俺をベッドに降ろした。
ニッコリと微笑み、俺が逃げないよう威圧をかける。
こ、怖ぇ……。
「ちょっと待っててください、いま救急箱取りに行ってきますから…」
「…お…おう。」
そう言って伊月は、クローゼットの方へと向かって救急箱を探し出す。
おい。
おいおいおい……。
なんだかマジっぽくなってねぇか?
(これは…非常にまずい)
頭の中でずっと、警鐘が鳴り止まない。
逃げなければ、
「あのー……伊月さん?
俺やっぱり、リビングでーーー「"待ってろ"って言ったよな…?」……はい、すみません」
うわぁぁぁ…逃げれねぇぇぇ!!!
ドスが入った低い声。
あきらかにこれは、本性丸出しの伊月の声だ。
彼の地声を聞くと、俺はピタリと動かなくなる。
(そう。昔、散々身体に叩き込まれたからな…)
ーーーこの状態の伊月に逆らったら、俺は絶対に酷い目にあうってことを…
ギシリ……
救急箱を持ってきた伊月が俺の上に覆い被さった。
ペロリと下唇を舐めて、大人の色気を振りまきながら俺を見下ろす
「さてと…、じゃ…始めるか。」
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