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にじゅうご。
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トントントントン……
「んっ………。」
なんだろう。
すごく、良い匂いがする…
ぼんやりと意識を取り戻すと、最初に見えたのは白い天井だった。
モゾッ…
(これは…毛布?)
身体が暖かくて気持ちいいと思えば、肌触りの良い毛布が掛けられていた
身体を起こすと、キッチンで料理を作る伊月の姿が見える
「あ、起きましたか?若様」
俺が起きたことに気づくと、伊月はニッコリと微笑んだ
(……いつもの伊月に戻ってる。)
そう思ったのと同時に、ぐぅっとお腹が鳴った
(そういや、帰ってきてから何にも食べてねぇ…)
空っぽになったお腹をさすっていると、テーブルに美味しそうな練り物が
「料理ができるのに少し時間がかかるので、空腹つなぎで食べていてください。
お腹空きすぎると気持ち悪くなりますからね。」
"言っておきますが、食べ過ぎないでくださいよ。"と念を押されてから、俺は練り物を1つ手にとって口に放り込む
そして静かに、伊月の料理が出来るのを待った。
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