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よん。
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*
「おい、伊月!」
「はい。なんでしょう?若様」
「この際はっきり言わせてもらうけどな……
お前、俺のモノ抜きすぎなんだよ!」
ビシッと、俺は思っていたことを言ってやる。
それを聞いて、伊月は呆れたように目を細めた。
「いいじゃないですか。減るもんじゃないし。
むしろ我慢してたほうが、よっぽど身体に毒だと思いますけど?」
「普通なら週1が当たり前なんだよ!」
「へぇ、週1ですか。少ないですね。
俺が若様と同じ年頃だったときは、週4ペースでやってましたけど。
まぁ、"抜く"というより"ヤる"ですけどね。」
「なっ!!」
その言葉を聞いて、俺は顔が真っ赤になった。
(そうだ……。伊月のやつ、高校の時には既に童貞じゃなかったんだ。)
女遊びとか男遊びとか、とにかく凄かった時期があったって、みんな噂してたっけ。
(高校を中退して父さんの元に就いた辺りから、それがだいぶ落ち着いたらしいけど……。)
「…………。」
「あれ、急に黙っちゃってどうしたんですか?」
「……別に。なんでもねぇよ。」
ニヤニヤと笑う彼を通り越して、俺はリビングへと向かった。
色んな奴らと遊んでた伊月。
それを考えると普通に腹が立つけど、遊びを控えた理由が父さんに関係があるというのはもっと腹が立つ。
(チッ……!胸糞悪い……)
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