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Side雪疾 2-3
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「お料理、お上手なんですね。」
「………そうですか?」
五十嵐さんは俺の対面に座って
人と飯食うのなんか、久しぶりだな、と笑っていた。
「いつもはお一人なんですか?」
「……まぁ、人を家に上げることなんかないですし。基本は。」
「そうなんですか…。」
………なおさら俺を家に上げてくれた理由がわからない。
俺、この人になんかしたっけ?
「………先生は、なんか、大丈夫な気がします。」
「………?」
「初対面のときは、周りの人たちとかわらなかったけれど、なんか、今は…。」
五十嵐さんは次の言葉を発する前に
考え込んだように言葉を止めた。
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