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置くも何も、この部屋は君と僕の部屋でしょう?
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また、俺は嫌われるのか。
死んでも俺は変わらないんだな。
一瞬、男が悲しげな顔をしたような気がした。
「置くも何も、この部屋は君と僕の部屋でしょう?」
「……?」
「えっ、まさか理事長から聞いてないの?
君は僕と寮の同室でしょう?
君は2201っていう部屋番号を見てこの部屋に入ったんじゃないの?」
「いや……」
まさか気がついたらここにいた、とは言えないよな。
そんなことを言えば、頭がイカれた奴と思われるか?
死んだことを言ってもそれこそヤバいよな?
そもそも信じてくれないだろう。
だが、言わないのも騙しているようだしな。
今度、さりげなく言ってみるか?
それよりも、今男は寮の同室と言わなかったか?
男を見てみると何故か両手を頬にあててクネクネとしている。
何をしているんだ?
「ああ!忘れてた。
もう、登校しなきゃいけない時間だった!
お互いのことは、帰ってから話そう!
今は学校!
確か、君の荷物は君の部屋に入ってあるはずだよ!
制服もカバンもあるはずだから、着替えて準備して来て!」
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