アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
う、うん?ああ。
-
「う、うん?ああ。
俺、寝てたのか」
窓の外を見てみると夕日が沈んでいた。
相変わらず部屋には沢山の段ボールの山がある。
俺は今までずっと寝ていたらしい。
ベッドから出て、伸びをすると身体がバキバキと音を鳴らす。
しばらくぼーっとしていると、今の自分を思い出す。
そういえば、俺は死んだんだったな。
何か変な夢を見た気がする。
神様に会ったんだっけか?
何か優しそうだったな。
神様何て言ってたっけな……?
『海音。ああ、私の愛しい海音。
あなたを死なせてしまったこと、どうか私を許して。
あなたの死は必然だった。
あの日あの時間にあなたは死ぬ定めだった。
あなたの運命を変えられなかった私をどうか許してちょうだい。
あなたの運命は変えられなかったけど、あなたには私の力を少し使えるようにするから。
この力で今世は楽しく生きなさい。
私は創造神。これだけは覚えておいて。
私はずっとあなたの側にいる。』
創造神、か。
何かいきなり現実離れしたな。
俺昨日まで神とか無縁だったのに。
しかも創造神泣いてたし。
話しながら泣いていた。
そんなに俺を助けられなかったことが悲しいのか?
俺にそんな価値はないと思うが。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 52