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ここが食品コーナー 智也サイド
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「ここが、食品コーナー、あっちが服屋、こっちがアクセサリーショップ。
色々ごちゃ混ぜになってる感じだけど、天井からぶら下がってる看板に何が置かれてるか書いてあるから。
多分利用していると覚えてくるし」
斯く言う僕も、中々覚えきれていないんだけどね。
「何か必要な物があったらここで買うといいよ。
何か買う時は言って?
僕もついて行くから、だいたい何処にあるか場所覚えてるし」
だいたいって言ってもほんの少しだけど、それぐらい誤差だよね?
王子様とお買いものデートしたいし。
「ありがとう」
王子様が少し笑ってくれた気がした。
それが嬉しくて僕も自然と笑みが出る。
「いいえ、次の所に行く?
それとも今何か買いたい物でもある?」
「ない」
ちょっと残念。
「次は隣だね」
「どうだった?この寮。
とにかくすごいでしょう?」
結構時間かかっちゃったけど、ちゃんと王子様に案内出来た……と、思う。
僕、必死に案内したつもりだけど、王子様つまらなくなかったかな?
「ああ、疲れた」
「そっか、本当は本館の方も案内したかったんだけど、この時間じゃ無理だね」
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