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海音、晩御飯にしよう?
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部屋に戻ってきた俺たちはリビングにいた。
「海音、晩御飯にしよう?
海音は何が好き?僕料理できるんだ!
だからいつも僕が自分で作って食べてるんだけど。
海音は食堂に行きたい?」
智也は料理が出来るのか。
まあ、冷蔵庫にあれだけ食糧があれば料理出来るか。
作ってくれたら嬉しいんだが。
食べ物が違うとなると知らないやつが作ったやつよりも智也が作ってくれた物の方が安心できる。
「智也が作ってくれるなら嬉しい」
「うん!分かった!海音のために張り切って作るね!!」
智也は嬉しそうに作ってくれると言ってキッチンの方へ行った。
やはりこいつは神だな。
俺のために飯を作ってくれるとか。
「海音ー、何が食べたい?」
キッチンの方から智也が聞いてくる。
何が食べたいと聞かれても、俺はこの世界の料理を知らないからな。
特に希望はないんだが。
「手ごろに作れるやつでいい」
「分かったー、任せて!海音はゆっくりしてて!」
早速キッチンの方からガチャガチャと音がする。
俺は静かにこの世界のことを考えた。
この世界は前の世界とは違う所が多いだろう。
食べ物もそうだが、この規模の学校など前の世界にあっただろうか?
俺の知る範囲ではない。
もしかしたら、この世界では金持ちが多いのかもしれない。
この学校を作ったやつが特別とは限らない。
こんな巨大な学校を維持する金は生徒から集めるだろうから。
そして俺の学費はどうなっているのだろうか?
そこら辺は創造神がどうにかしてくれるんだろうか?
俺に学費を払えるような金はない。
創造神が何とかしてくれる事に賭けよう。
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