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あの日僕は…
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この春から早乙女学園に入学した。
嶺二
(うわ~…ここが早乙女学園かぁ。
思ってたよりもずっと大きいな…)
寿嶺二(ことぶきれいじ)、今年で15歳。
この春からここ早乙女学園に通う事になっていた。
入学式も終わり今は、正門で人を待っていた。
??
「嶺二~…!ごめん、待った??」
嶺二
「愛音!大丈夫、僕も今来た所だよん♪」
愛音
「そっか、よかった~……
それじゃ、一緒に行こう?
確か今から寮に行くんだろう?」
嶺二
「うん!」
如月愛音(きさらぎあいね)、同じく15歳。
僕とは幼馴染みで今年から一緒に早乙女学園に通う事になった。
嶺二
(部屋…誰と一緒になるんだろう。
知ってる人だと良いなぁ…)
愛音
「…じ、嶺二!お~い?」
嶺二
「うわぁ!ご、ごめん!今なにか話してた?」
愛音
「いや…話すのは今からだけど・・・どうしたの?
なにか悩み事?」
嶺二
「ううん。そうじゃなくて、部屋誰と一緒になるのかな~って思って」
愛音
「あぁ…誰と一緒になるんだろうね…」
早乙女学園は全寮制。
しかも部屋は二人で一つ。
卒業までずっと一緒だ。
嶺二
「ねぇ…愛音も、寮に入るんだよね?」
愛音
「僕?……あ、そうだ。
嶺二にはまだ紹介してなかったよね?」
嶺二
「え…?」
(話…逸らされた?)
愛音
「僕のパートナー。後で紹介するね」
嶺二
「パートナー?…もう決めたんだね」
愛音
「うん」
嶺二
「わかった」
─────────────────
嶺二
(はぁ…疲れたなぁ。
圭か…かっこよかったなぁ。
愛音楽しそうだった。
僕も……パートナー決めなきゃ……)
そう思うけれど、深い睡魔が襲う。
とてもじゃないけど、起きてられない。
嶺二
(明日……考えよう・・・)
────────────────────
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