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篠宮さんの一日2
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「さぁて、授業始めるぞ。
号令ー」
爽やかな笑顔で生徒を虜にしていきます。
そして、多胡先生は容姿だけではなく、教え方もとても上手いのです。
「前回の復讐から入るぞ。
じゃあまず、微分係数ってのは何だったか言える奴、挙手してみ?」
び?
けいすう?
どうしたことか、普段妄想ばかりをしているせいで、まったく授業についていけなくなった。
でも、まぁ、俺から妄想取ったら何も残りませんので、後悔はしてません。
さて、暗号のようなものを右から左へ受け流し、あっという間に数学は終了。
次は世界史ですが、担当の先生は禿げてポッテリとした体型のおじいさんなので、全く萌えないので省略させていただきます。
そして来ました、体育!
たくさんのイベントに胸を膨らませながら、俺も体操着を持って更衣室に移動します。
「相変わらずほっそいな」
「うっさいな、ってか別に細くないし」
「細ぇよ」
そう言って月美さんが、篠宮さんの脇腹を掴みました。
「わっ、ちょっと、ねぇ、くすぐったいじゃん」
それも萌え素材!
くすぐったがりは受けでしょう!
篠宮さんは黒のタンクトップで、それがまた細く見せます。
そして、少し大きいのか、脇のところや、胸元辺りからたまーにですが、乳首が見えるのです!
ピンクって、二次元でしかないものだと思ってました。
「ちゃんと食べなきゃ」
「食べてるって。
なに、もう。
皆して細いとか痩せてるとか。
少し筋肉があるからって自慢になんないもん」
「時雨がもん、とか言うと、似合ってるから何も言えねぇ……」
同感です!
少し拗ねたように口を尖らせたり、そんな仕草は完璧に受けです。
モブ×篠宮さんも考えましたが、それはまずないですね。
そもそも校内では、篠宮さんはたまにエロく見えるけど、決して触れてはならないような、清純さが滲み出ている為、何人たりとも、穢れた目で見てはならない、という裏ルールがあります。
まぁ、言ってみれば、尊い天使を穢すな、ということですね。
ですので、下品なモブが篠宮さんを押し倒す、なんて、妄想ですらできそうにありません。
…………と言っても、やっぱりエロい目で見てしまう人は大勢居るのですが。
そうでなければ、誰もいちいち顔を赤くしたりなんかしないでしょう。
そして着替え終わり、更衣室から出ると、篠宮さんは少し項垂れました。
「なんでバスケ選んじゃったんだろ、サッカーにすればよかった」
「なんで?」
「秀太郎と一緒なんだもん」
「えっ?!」
「ウソだよw
でもさ、サッカーの方が楽そうだし」
「あ、そういうこと?
マジで焦ったって…………
それにどっちも変わんねぇと思うけど」
そういう、からかうようなのもいいですね。
体育が始まり、まずはストレッチから。
やっぱり篠宮さんと月美さんはペアを組むようです。
背中を押されながら、篠宮さんと月美さんをチラ見。
篠宮さんは足を180°まで広げ、前にベッタリとつけるぐらいに柔らかい。
これじゃあ、恒例の「痛いっ」と言いつつも何だかエロく聞こえるイベントは期待できそうに……
「いたっ、痛いっ」
なんですと?!
バッ、と勢いよくソッチを見る。
すると、なんと、180°開いた足を、月美さんがさらに広げようとしてました。
「まだイケそう」
「イケないってっ。
無理っ、痛いってっ」
あぁ、なんという素敵な響き……
「やめっ……!」
そんな篠宮さんの声に、多少勃起している人が若干名。
顔を赤くしている人は多分全員ですね。
「いっ、もう、痛いっ。
いたたたた、骨盤死ぬってば!」
「もっと開きそうだけど」
「なんか楽しんでるでしょっ。
秀太郎が、その気なら、後で日月くんに秀太郎のあることないことでっち上げて、イメージダウンさせてやる」
「ごめん!」
………………弱っ。
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