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俺の恋人 03
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「はい終わり」
「ありがと…。んぅ、いろぉ」
俺の胸に顔をすり寄せてくる光さん。
今度は甘えたいらしい。
光さん、本当に可愛い。
「ひかさん」
俺は光さんの膝の上に乗って、抱きしめる。
光さんの上に乗るのは、俺のほうが小さいから。まあ、4cmだけだけど。
もう一つ理由があって、光さんが俺の体に顔を埋めやすいから。
「いろ…」
光さんの方が年上なのに、甘えてくると年上ということを忘れてしまいそうになる。
付き合ったときから、恋人だから年上も年下もないと俺は思って光さんと接していた。
逆に、光さんは気にしていたんだよね。
”年上だから格好良くみせたい”と思って、行動していた。
それもあって、年下の俺には病んでるところとか見られたくないと自傷したときに会ってもらえなかったんだと思う。
俺はそう思わせないように、普段から撫でたり、甘やかしたりしている。
俺がそうしたいのもあるし、光さんを救いたいのもある。
こうやって甘えてくれること。
それが俺にはたまらなく嬉しい。
「光さん好きだよ」
「…ぼくも、すき…」
抱きしめながら、背中をトントンと優しく叩く。
これは、光さんが眠るまでずっとしている。
光さんは別にそういうつもりはないみたいだけど、この体勢だと三十分もしないで夢の中だ。
普段は、睡眠障害で入眠がなかなか出来なくて苦しんでいる光さん。
でも俺が一緒にいると安心するのか、すぐに眠ってしまう。
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