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俺の恋人 04
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しばらくすると、光さんの寝息が聞こえてきた。
「スーッ…スーッ…」
俺は起こさないように、光さんの体をゆっくり倒した。
そして、気を許した寝顔をする恋人をお姫様抱っこしてベッドまで運び、布団をかけた。
その隣に俺も横たわり、頭を撫でる
「今日も頑張りましたね」
光さんを撫でていると、付き合い始めたときのことを思い出した。
俺は大学一年のときから家の近くのコンビニでバイトをしている。
光さんと出会ったとき、俺はバイト上がりで、遠回りして帰っていた。
遠回りして帰るのは、気分転換のため。
面倒な人に絡まれて、疲れたときとかこうやって遠回りして帰る。
「はあ~疲れた」
今日も絡まれた。
女だと間違えているのか、笑って相手をしていると、手を握られたりしたし。
セクハラだよなあれ。
そう思ってため息をついていると、「やめてください…!」と声がした。
その方向を見ると、スーツを着たお兄さんがおっさんに絡まれていた。
「ちょっとくらいいいじゃん」
嫌がるお兄さんの手を…え?股間?丸出し?
変態かよ!
「いや…!」
「逃げますよ」
今にも泣きそうな声でお兄さんが叫んだとき、俺はそこへ行き、お兄さんの手を掴んで適当に逃げた。
まあ、なんというか、これで光さんに惚れられたんだよな。
そのときの俺、格好良かったらしいよ。光さんの目が節穴なだけだと思うけど。
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