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試験終了 08
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牛丼は作ったけど一人で食べるのはつまらない。
とりあえず21時までは光さんを待とう。
そう思って、試験期間前に買ってここに置いていた小説をベッドで読んでいた。
ガチャッ
「ただいま」
光さんが帰ってきたから、栞を挟んでリビングに行った。
「おかえりなさい。今からご飯温めるから、手を洗ったら座ってて」
「待っててくれたんだね。ありがとう」
「光さんと食べたかったからね」
鍋に入っている牛丼の具を耐熱容器に入れ、レンジで温め直し、丼に温かいご飯を盛って、その上に具と紅生姜を乗せ、牛丼の完成。
それから、プラスで作った味噌汁を注いだ。
因みに朝の分は俺が食べてしまった。
それらを二人分、光さんの待つテーブルに持っていった。
「じゃーん。ご希望通り牛丼です」
「嬉しいなあ。ありがとう。いただきます」
「いただきます」
箸を進める光さんをジッと見つめる。
それに気付いた光さんはニコッと笑った。
「すごく美味しいよ」
「よかった」
よし。俺も食べよう。
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