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久しぶりの発熱 01
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8月7日の午前6時。
バイトも終わり、何もかもに解放された瞬間。
私服に着替え、光さんちに帰る。
光さんはいたけど、もう出勤する時間だったから玄関にいた。
「ただいま」
「おかえり」
……?
何故かジーっと光さんに見つめられる。
「何か顔についてる?」
「顔赤い気がするけど大丈夫?」
「今日納品多くて、最後までバタバタ働いていたからかな」
今日は本当に納品が多かった。
納品数の書かれた紙を見て唖然とし、運ばれてきた量を見てまた唖然とした。
砦に見えたし…。
残業をしたくないから、全力で働いてぎりぎり定時に終えた。
「そう?何かあったら連絡してね。いってきます」
「いってらっしゃい」
心配そうな顔をする光さんを笑顔で見送った。
光さんを見送った後、シャワーを浴び、光さんの作った朝食を食べようとしたけど、試験とバイトの連勤の疲れのせいか、体がすごく怠い。
そのせいで食欲がないからご飯は食べず、洗濯物を干したりして、ぼーっとテーブルに顔を付けて横目でテレビを見ていた。
そうしていたら、いつの間にか寝ていた。
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