アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
温泉旅行 一日目 05
-
.
「彼氏だからいいんですー。背中流してくれてありがとう。お湯に浸かろうか」
「はーい」
温泉は中に二つ、外に二つあった。
全て効果が違うみたいなので、中から一つずつゆっくり浸かることにした。
「あー、いい湯だねえ」
「光さんおっさんみたい」
「僕まだ23なんだけど」
「え、そうだったの?」
「色葉くんのばーか」
ピシャッとお湯をかけられる。
「うわっ。大人気ない~」
とか言いながら、俺もやり返す。
そして、顔を見合わせて笑う。
本当に光さんは笑顔がすごく似合うと思う。とても綺麗だ。
その笑顔が大好き。
「ふふ。幸せだなあ」
しみじみと言いながら、俺に寄りかかる光さん。
「そうだね」
そして、お湯の中で手を繋いだ。
それからはお互い無言。
気まずくなんかなく、ただ、静かに二人の世界を楽しんでいた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 197