アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
温泉旅行 一日目 10
-
体にかかる重さと声で目を開けると、光さんに上に乗られて、見下ろされていた。
「……きて。おきて」
「ん…あ」
ボーッと光さんを見ると、目が赤いことに気付いた。
さっき泣いたんだろうな。
手に指輪の入った箱あるし…。
「いろ…手紙と指輪ありがと…。僕に指輪つけて…?」
涙目で頭を傾げながら箱を差し出される。
その姿はすごく可愛いというか色っぽいというか…。
俺の理性が危なかった。
「つけてあげるから、俺にもつけてね」
上にいる光さんの右の薬指に指輪を着けてあげる。
右薬指を見ながら、嬉しそうにニコッとする光さん。
サイズはこっそり測っていたからぴったりだ。
「ありがと。いろも右手を出して」
言われた通りに右手を出して、指輪を着けてもらう。
「ありがとう。ねえ、ペアリングってどう思った?重い?」
「ううん。すごーく嬉しかった。僕の気持ちに気付いても見捨てないで、それに応えてくれたから」
嬉しかったなら良かった。
「俺、彼氏だから分かるんだよ」
俺がドヤ顔で答えると「とりゃあ」と光さんが体を密着させてきた。
気のせいかもしれないけど、光さんの光さんを俺のに擦り付けている…。
「え、ど、どうしたの…?」
平然を装って問いかけるけど、実際そんな余裕なんかない。
綺麗な顔は真正面にあるし、俺のものは刺激されるしで、正直勃ちそう。
セックス出来ないのに勃ってしまったら気まず過ぎる。
あー!勃つな。絶対に勃つな。
そんな心の中でワタワタしてる俺にトドメを刺す一言が…。
「僕を抱いて」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 197